ヤマハ株式会社の音楽教育事業が文部科学省推進の「日本型教育の海外展開事業」(EDU-Portニッポン)の公認プロジェクトに選定されました。
具体的には総合楽器メーカーとして長年培ってきた経験を生かし、ベトナムにおける初中等教育の音楽教科に器楽教育を導入するために、クラブ活動での試行、器楽教育に関する専門家派遣、教員養成や教材開発の支援等を行うというもの。これまで同国の音楽の授業は楽器を実際に演奏して音楽を学ぶ「器楽学習」がなく、授業では歌唱のほか、鑑賞等を通じて楽器の名称・特徴を把握することに留まっていたそう。器楽教育を導入することで、自由な感情表現を通じた他者との協調や責任感の醸成といったメリットを軸に音楽教育の充実に寄与していくようです。
※文科省 報道発表:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/11/1379844.htm
これを機に他の音楽文化が根付いていない国にも音楽の素晴らしさを知る機会を広げていって欲しいですね!ベトナムから世界的なミュージシャン、アーティストが誕生することを願います!
平シンジ
【SCRAMBLES】音楽クリエイターとして楽曲提供と音楽情報サイト「クリラボ」編集長。
Twitter : @shinjiro69