クリラボ

【特集】ギターメーカー・ブランドまとめ5。日本編(後編)

日本のギター製造技術は世界トップレベルなのを知っていますか?

今回紹介するのはクオリティを極限まで追求する日本の新興ギターメーカー・ブランド。

クオリティを追求したギターをつくるには木材や部品の持つ音質を最大限に発揮させる必要があります。一つ一つの木材や部品の状態を確認し、適切に組み合わせていく作業は気が遠くなるほど緻密で繊細。テクノロジーの進歩により機械で行える範囲が広がっているとはいえ、まだまだクラフトマンの豊富な経験と磨き上げられた技術やセンスに勝るものはありません。もちろんその分お値段も張るものが多いですが、最高のサウンドを手に入れる喜びを感じれば離れられなくなるでしょう!

日本メーカー(新興)

Sonic / ソニック

sonic2創立者の竹田豊氏はフェンダー公認の凄腕リペアマン。「プレイヤーにとって実用的な楽器」のコンセプトの元、ギターを知り尽くしていると言われる独自のノウハウで、クオリティと信頼性を重視し、組み込み工程に徹底的な手間をかけた製作を続けている。 藤原基央(BUMP OF CHICKEN)など多くの有名ミュージシャンに使用され、そのメンテナンスも手がけている。⇒公式ホームページ

COMBAT / コンバット

combat創業から28年、ハンドメイドに拘り続けオーダーギター・ベースを作り続けているブランド。プレイヤーの使用方法に合せて材料の個体差まで見抜き、組み合わせる事で要望に応じた最適な製品を提供してくれる。松原正樹、野口五郎、宮脇俊郎など凄腕ギタリストが使用している。ギターやベースのリペアや製作だけでなく、エフェクター製造/販売やアンプの修理、カスタム・パーツの販売、ライブ・イベントの実施など、幅広く展開している。⇒公式ホームページ

Psychederhythm / サイケデリズム

psychederhythm東京恵比寿に店舗を構えるブランド。もともとはオリジナル製品はなく、高級ギターを中心にした販売とリペアを行う楽器店だったが、プロミュージシャンから持ち込まれる楽器のメンテナンスを行う中で、新品でも現場で使えるギターをコンセプトに開発をスタートさせた。生産数は少ないが楽業界の関係者を中心とした口コミで話題が広がり、スタジオ・ミュージシャンからバンドマンに至る数々のプロミュージシャンやサウンドエンジニアが愛用している。近年では野田洋次郎(RADWIMPS)が使用してさらに注目を集めている。⇒公式ホームページ

Provision Guitar / プロビジョンギター

provision山口県宇部市に工房を構え、山崎まさよし、大橋卓弥氏(スキマスイッチ) 、松隈ケンタ、阪井一生氏(flumpool) 、山村隆太氏(flumpool) 、宮崎朝子氏(SHISHAMO)などJ-POPを支える実力派ミュージシャンから支持を集めるブランド。現場で使うギターにこだわり、キャパシティの広いトーンをクリエイトできる、高いポテンシャルを備えたギターを生み出している。⇒公式ホームページ

FREEDOM Custom Guitar Research / フリーダムカスタムギターリサーチ

freedom1998年設立。東京都荒川区に工場がある。「自由な発想でギター作りを追求する」をコンセプトに、ヴィンテージ感のある鳴り、芯の太さと無駄の無いタイトさが共存したトーン、かつ何十年もの使用に耐えうるタフさを備えたギターが特徴のブランド。彼らが製作したギターの保証期間は「100年」。彼らの作るギターが一切の妥協を排して作られていることへの自信の表れと言える。オリジナルギターの他、リペアショップとしても知られている。⇒公式ホームページ

Crews maniac Sound/ クルーズマニアックサウンド

crews-maniac-sound1990年代初めに設立。渋谷の楽器店「フーチーズ」を直営店としている。高品質なサウンドとクオリティで以来長年にわたり音楽シーンを支え続けおり、ストラトキャスターやレスポールなど、スタンダードなスタイルのギターのクオリティは「本家を超えている」と評価されるほど。ギター/アコギ/ベースのほかに、エフェクターやプリアンプなど多角的な開発を行う。⇒公式ホームページ

Moon guitars / ムーンギターズ

moon元ESPの経営陣やビルダーにより1978年にスタートしたカスタムコンポーネントメーカー。コンポーネントとは「要素ごとにいろいろなメーカーの製品を組み合わせたギター」のこと。アナログな部分の大切さを重視し、楽器本来の基本を抑えた上での新たなる可能性を追求している。国内では角松敏生、山本恭二、鮎川誠、近藤房之助、西山毅、海外ではLarry Grahamを始めとした数多くのアーティストが愛用する。⇒公式ホームページ

dragonfly / ドラゴンフライ

dragonfly渋谷区の「株式会社ハリーズエンジニアリング」によるオリジナルブランド。666仕様と呼ばれる、ダウンチューニングをしても弦の張りが失われないようにネックの長さが延長されたモデルでヘヴィ系のギタリストを中心に人気を集めている。ポイントを絞ったパーツや設計により、現代の音楽にマッチするモダンなトーンも特徴。⇒公式ホームページ

Tune / チューン・ギター・テクノロジー

tune

1983年大阪で設立。当時としては珍しかったフェノリック(合成樹脂)指板、コンパクトボディー、アクティブ回路を搭載した製品で一世を風靡した。8弦・10弦、アーム付モデルなど特殊なベース製造で有名だが、1980年代後半の一時期、ベース同様にアクティブ回路を搭載したギターも製造した。現在ギターはPsychedelic Guitarsのブランドで販売されており、トラディショナルなスタイルでありながら、ポテンシャルの限界を追求したオーダーモデルを展開しているほか、ブリッジなどのパーツ、ケーブルなどのオリジナル製品のオンライン販売も行っている。⇒公式ホームページ

 

今回は日本の新興ギターブランド・メーカーでした。いかがだったでしょうか!?あなたの理想の1本に出会うきっかけになれば幸いです。もっと色々なブランドが知りたい!という方は以下も是非ご覧ください。

その1海外有名編

その2ヨーロッパ編

その3アメリカ編

その4日本編(前編)

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