ヨーロッパのギターメーカー・ブランドを紹介した前回(ヨーロッパ編)に続き、今回は海外編その3として、ギター大国!アメリカのメーカー・ブランドを紹介します!
アメリカメーカー
Sadowsky / サドウスキー
1979年フィラデルフィアで名リペアマンとして知られていたロジャー・サドウスキーがリペアショップを立ち上げたことから始まり、1980年初頭には自身の手による楽器製造を開始、N.Y.のスタジオミュージシャンを中心に支持を集め、現在も高品位な製品を作り続けている。ベースがのほうが目にする機会が多いがギターの評価も極めて高い。⇒公式ホームページ
G&L / ジーアンドエル
Fender創始者レオ・フェンダーとその盟友であるジョージ・フラートンが1980年にエンジニアとしての理想を実現するために創立したブランド。レオ・フェンダーが最期まで在籍して開発を続けた本家フェンダーブランドと言われ、ブランド名のGはジョージのG、LはレオのLを現している。ストラトキャスターやテレキャスターをベースにしながら後発らしい一味違うアイデアを取り入れた製品を生み出している。⇒公式ホームページ
Squier / スクワイヤー
1982年に発表されたFender(海外有名編)の兄弟ブランド。Fenderファミリーの中ではエントリーモデルの位置付け。Fender直系のサウンドながら安価なためコストパフォーマンスの高さで人気を集めている。⇒公式ホームページ
B.C. Rich Guitars / B.C. リッチ
1974年バーナード・C・リコが設立。変形シェイプのモデルが多く攻撃的なデザインからか主にヘヴィ系のギタリストに人気がある。ネック材がボディの末端まで達する「スルーネック」構造はB.C.Richが世界で初めて発表した構造でデザインに加えてサウンド面での確かな技術力も有しているメーカー。⇒公式ホームページ
Schecter / シェクター
1976年デヴィッド・シェクターが始めたリペアショップ「シェクター・ギター・リサーチ」からスタートし、その技術力から自社ギターを生産するまでに進化したギターメーカー。その技術力は、ネックやボディなどの木工、ブリッジやペグなど金属パーツだけでなく電子部品(ボリュームやトーンのポット)まで、ギターを構成するあらゆるパーツを生産してしまうほど。技術力を軸にした柔軟な発想でオリジナリティあふれる製品を発表し続けている。⇒公式ホームページ
Steinberger Corporation / スタインバーガー
1980年設立。同社の象徴とも言える「ヘッドレスデザイン」は従来のデザインと一線を画す形状で多くのプレイヤーから注目を集めた。またボディ&ネック材に木ではなくカーボン・グラファイトなどのプラスチックを採用した点も特徴で、温度や湿度で調整が狂う事がなく実用性の面でも多くの支持を集めている。⇒公式ホームページ
Dean Guitars / ディーン
1976年、ディーン・ズィリンスキーによってイリノイ州に設立。変形ギターで有名なメーカー。「V」の字に広がるヘッドのデザインが特徴で一目でディーンと分かる圧倒的な存在感を有している。ラインナップも豊富でZZトップ、エアロスミス、ジョー・ウォルシュなど有名ミュージシャンが使用していることでも知られている。⇒公式ホームページ
GUILDO / ギルド
創業は1952年。「マーチンでもギブソンでもない第3のギター」として人気を誇るアコースティックギターで知られるアメリカのギターメーカーだがセミホロウを中心にエレキのラインナップも豊富。豪華なヘッドのデザイン、厳選された木材、手巻きのピックアップ、高品質のラッカー塗装、1台1台手で行われる組み立てなど、手に取ると職人のこだわり・想いが伝わってくるギターで世界中のギタリストを魅了している。⇒公式ホームページ
Danelectro / ダンエレクトロ
1930年のニューヨークにてネイサン・ダニエルが設立。エレクトリック・シタールで有名だがユニークなギターを制作することでも知られているメーカー。シンプル&スタイリッシュなオリジナルのデザインから多くのファンを集めている。またコストパフォーマンスの高さから、多くのプロ・ギタリストが少年時代に利用していたようだ。⇒公式ホームページ
Alembic / アレンビック
1970年頃、ロン・ウィッカーシャムによってカリフォルニアで設立。独創的な発想で設計されたギター。スルーネックの美しいボディに目を惹かれるが高度なエレクトロニクスやグラファイトのネックなど目立たない部分にも拘り抜いた製品で知られている。ボディ内臓アンプなど新しいアイディアが盛り込まれたギターも生み出している。⇒公式ホームページ
Kramer / クレーマー
1970年代に設立。ハードロックとヘヴィメタルがミュージックシーンをリードした1980年代にヴァンヘイレンが使用した事で爆発的な注目を浴び、’80sを代表するギターを生んだメーカー。ネックにアルミニウムを使用するという前代未聞のギターを発表したことでも知られている。独特なシェイプも相まって熱烈なファンが多く、現在でもヘヴィ系を中心に多くのミュージシャンに愛用されている。⇒公式ホームページ
Erlewine Guitars / アールワイン
1970年頃、マーク・アールワインによってテキサス州に設立されたリペア&オーダー工房。高い技術で現在でも多種のギター・リペアを行っており、ボブ・ディラン、スティング、マーク・ノップラー、ビリー・スクワイヤー、ジョニー・ウィンターなど多くの有名ミュージシャンの楽器を手がけている売れっ子リペアマン。オリジナルギターの制作も行っており、大ヒット映画「Back To The Future」の序盤でマイケル.J. フォックスが特大スピーカーを前に演奏したミニギターはアールワインのChiquitaというモデルのトラヴェルギターだ。⇒公式ホームページ
Godin / ゴダン
1988年にロバート・ゴダンによって設立。ギター・メーカーとしては後発だが、ハウリングに強い独自のチェンバーボディーやギターシンセに接続可能なGKピックアップを搭載したアコースティックギター等、最新技術を取り入れた斬新な製品で世界中のギタリスト達の支持を集めている。⇒公式ホームページ
Hamer Guitars / ヘイマー
1970年代ポール・ヘイマーとジョル・ダンツィグにがイリノイ州で設立したギター工房が始まり。派手なカラーリング、変形タイプのギターが有名でハードロックのイメージが強いが、丸みのあるオリジナルも非常に高い評価を集めている。近年ではポールリードスミス(海外有名編)を彷彿とする高級&ビンテージ感漂うエレキギターをリリースしている。⇒公式ホームページ
今回はアメリカのギターブランド・メーカーでした。いかがだったでしょうか!?
次回は日本人なら知らないと恥ずかしい!?国産編、我らが日本のブランド・メーカーです!