ベースだし…どれも変わらないでしょ。なんて思っていませんか!?
ベーシストの皆さん、そんなことはありません!ギターだけではなくベースにも「ベース用」と銘打たれた専用シールドが多くのメーカーから発売されており、それぞれが「個性的な特徴を持った製品」なんです。ということで今回クリラボでは、そんな疑念を拭えない方や自分に合ったシールドをお探しのベーシストに向けて「シールドによる音の違い」検証を行い「各製品の特徴、オススメの使い方」を紹介します!今回から新たに検証動画も用意しています。自らの「耳」でもその違いを確かめてみて下さい!
検証
・使用するのは有名ケーブル4種類
①KAMINARI GUITAR/Electric Bass Cable
・同じ曲を4種類で演奏&録音
・曲はタイプの異なる2曲(8ビート系&スラップ系)
・ご覧の方にも検証頂けるように検証動画を用意
・検証員はSCRAMBLES「平シンジ」&「坂内”Nori-P」のベーシストコンビ
(L→平 R→坂内)
検証動画(NEW!!)
検証結果
①KAMINARI GUITAR/Electric Bass Cable
他と比べて100~120Hzに大きなピークがあるのが特徴、ここと2~2.5kHzの2山が強調されてメリハリがある。ただローはスッキリしているので場合によっては大人しく感じることもありそう。
②カスタムオーディオジャパン/CAJ MC B
ワイドレンジ、特に中低域がリッチでベースらしい音域が程よく凝縮されていてる印象。人によってはコンプがかかったように感じるかもしれない。
③オヤイデ電気/QAC-222G S-S
40Hz以下の低域がスリム。2~3kHzのハイが滑らかな点も合わさりパリッとした印象。
④MONSTER CABLE/MONSTER BASS
全体的によく出ているが特に50Hz以下のローが強い、かつ2~3kHzのハイの出方も一番強く、断トツのドンシャリサウンド。
オススメの使い方
①パンクやオールドロックなどレトロさを求めるならベストマッチ!美味しい音域が強調されていてアンサンブルで抜けてくるので幅広く使えるでしょう。
②モダンサウンドを求めるならこれ!バランス良くどんなジャンルでもいけちゃいます。
③ベースがブーミーになることを避けたい人、ライブなどキャビネットから大音量で出す場合にバランスが良いのでライブ派にもオススメ。
④アンサンブルでベースを強調したい場合は間違いなし!ただ他の楽器と被りやすいとも言えるので少し注意が必要です。
検証は以上!皆さんはどう感じたでしょうか??レコーディングやライブのサウンドメイクの参考になれば幸いです。コメントについてはあくまで検証員の意見なのであしからず。
検証員
平シンジ(SCRAMBLES)
音楽クリエイターとして楽曲提供と音楽情報サイト「クリラボ」編集長。
Twitter : @shinjiro69
坂内”Nori-P”孟紀(SCRAMBLES)
ベーシストとしてBiSH、
Twitter : @take_4bass