【爆裂太鼓論#001】
どうも!楠瀬タクヤです。
ドラムという楽器はバンドの他のパートの人達と違って、自宅で気軽に練習というワケにはいかず、アタマを悩ませることが多いですよね。
最近ではデジタルドラムの種類も増え、クオリティも上がり、騒音問題もクリアになってきたりはしていますが、やはり生のドラムとエレドラを演奏するのは根本的に違うこと。
スタジオでドカンと叩いた、あの音にはならないもんです。
ですが、スタジオで叩いたあの音を録音して、後で聞いても、「あの」音ではないような気がします。
録音した音には「あの」時の自分が出してた音のイメージとは多かれ少なかれ違いがあるのです。
それがレコーディング音源でMIXも終えてくるとまたまた話が変わってくるのですが、その前の段階でなぜこういうズレが生じるかを端的に知っておきましょう。
「あの」瞬間叩いている時には自分はドラムセットの真ん中に座り、気分良くグルーブを感じたり、バキバキに首を振ったりしています。そのとき、耳は微妙にあちらこちら場所を移動します。そしてさらに脳内で自分の出したい音に都合良くフォーカスします。(カクテルパーティ効果といいます。)
なので別の場所に置いたマイクで、シンプルに録ったその音こそが事実とも言えるでしょう。
「あれ?あんまりバスドラ聞こえないなあ。あんなに踏んでたのに」
と思っても、メンバーが聴いてるのはその録り音なので、キックを大きくするのか、はたまたスネアや金物を小さくするのか、バランスを取れるようになるといいですね。
楠瀬タクヤ【SCRAMBLES】
DRUMMER playing with…清春 MEG 武藤彩未 藍井エイル 小野賢章 LF松 AARON Kimeru 斉藤秀翼 ゆず GReeeeN MDR etc… Works @《OVERCOME MUSIC》舞台、CM等音楽制作《SCRAMBLES》作曲,ドラム 《Sabão》