ベースだし…どれも変わらないでしょ。なんて思っていませんか!?
前回の「ベース用シールドよ、本当に音は違うのか!?」が予想以上の好評につき、ベース用シールド検証第2弾をお送りします!今回はベース用と銘打った製品以外にも編集部がオススメしたい製品を対象に加えて「各製品の特徴、オススメの使い方」を紹介します!引き続き検証動画も用意していますので、自らの「耳」でもその違いを確かめてみて下さい!
検証
・使用するのは有名ケーブル4種類
③VITAL AUDIO/VAⅢ
・同じ曲を4種類で演奏&録音
・曲はタイプの異なる2曲(8ビート系&スラップ系)
・ご覧の方にも検証頂けるように検証動画を用意
・検証員はSCRAMBLES「平シンジ」&「坂内”Nori-P」のベーシストコンビ
(L→平 R→坂内)
検証動画(NEW!!)
検証結果
①BELDEN / 8412
特定の音域が出すぎることがなく、まとまりが良い優等生的なサウンド。まとまり、という点では若干コンプ感があるとも言えます。
②GEORGE L’S/155
50Hz以下のローがすっきり。高域の出方も落ち着いているので、この中では最も癖が無くフラットな印象。
③VITAL AUDIO/VAⅢ
若干ローミッドが出やすいものの、適度に締まったローとハイと相まって、ハリのある現代的なサウンドと言えるでしょう。
④MOGAMI/2319
特にこれといった癖がなく、この中では最も原音に忠実な印象。
オススメの使い方
①大きな癖がない+まとまりが良いタイプなのでオールジャンルで活躍できるでしょう。シールドのグレードアップに興味があるけどひとまず無難にいきたい!という方はこれを選んでおけば間違いないでしょう。
②単体で聴くと迫力がないように感じるものの、他の楽器の音域とぶつかりづらいのでアンサンブルでは抜けてくるタイプ。意外とギターが低音域まで広がってくるヘビー系と相性が良いです。ライブで低域が回ってしまいがちな人にもオススメ!
③ハリのあるサウンドは現代的なロック、ポップスによく合います。また、エフェクターをかませる程ではなく、もう一押しだけベースらしさを足したい時などに隠し味的に使うのもアリでしょう。
④楽器の音を素直に出してくれる分、エフェクターのノリが良いタイプなので、足元で複数の音色を使い分ける人、また逆にアンプ直で少し音を暴れさせたいパンキッシュな人にもオススメです。ただ基本はケーブル部分のみで販売されているので、自作するかもしくは、シールドとして完成した状態のものが欲しい場合はショップに相談してみましょう。
検証は以上!皆さんはどう感じたでしょうか??レコーディングやライブのサウンドメイクの参考になれば幸いです。コメントについてはあくまで検証員の意見なのであしからず。
検証員
平シンジ(SCRAMBLES)
音楽クリエイターとして楽曲提供と音楽情報サイト「クリラボ」編集長。
Twitter : @shinjiro69
坂内”Nori-P”孟紀(SCRAMBLES)
ベーシストとしてBiSH、
Twitter : @take_4bass