クリラボ

アンプって何??~スグに使える小技編~

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前回のコラムではアンプの音作りのコツについて書きました。
 
アンプ特集ラストはスグに使える”小技”を紹介します!
音がイイ人はこういった目立たないテクニックを駆使していたりします。
スタジオ、ライブハウス、REC、あらゆるところで使えるので、しっかり覚えてワンランク上の音を目指しましょう!
 

①アンプの位置を変えてみる

1.壁から離す。
 音がボヤけたり聞きづらい場合はアンプと壁との距離を離してみましょう。アンプと壁の距離が狭いとそこに低音が溜まって音がボヤけることがあります。
 
2.方向を変える。
 リハーサルスタジオで特定のメンバーだけにベースの音が大きく聞こえていたり、逆に全く聞こえないという場合はアンプの向きを丁度良い方向に変えてあげましょう。
 
1と2をバランス良く取り入れるだけでも効果は期待できます。
 
 

②アンプから離れた位置から聴いてみる

よくありがちなのがアンプの目の前で音を聞きながら音作りを済ませてしまう例。
これだと周りのメンバーが聴いている音と自分が聴いている音に差異が生じてしまいます。
自分でも移動して聴いてみて適宜調整をすることでより良いアンサンブルを作ることが出来ます。
 
 

③モニターにベースの音を返す(ライブ時)

会場によってはベースアンプからの音が大き過ぎたり低音が回ってしまい全体に影響が出てしまうことがあります。本来ベースアンプは自身のモニターアンプとしての役割りも担いますが、この場合は思い切ってアンプの音量を下げてモニターにベースの音を返してもらうことで回避する方法もあります。
 
 

④演奏をやめる

音作りに悩んだ時は思い切って演奏をやめてベース抜きのバンドメンバーの演奏やボーカルの歌に耳を傾けて聴いてみてください。周りのメンバーがどんな演奏をしてどんな音を出しているかを聴いた上でベースの立ち位置を考えるとアッサリ解決することもあります。
 
 

⑤歪ませてみる

SANS AMPのBASS DRIVER DI等の歪み兼プリアンプを使用して音を歪ませることでアンサンブルに厚みが出てさらに抜けがよくなります。しかし歪ませ過ぎるとニュアンスが損なわれたり低域が減ってしまう恐れがあるので注意が必要です。
 
 

⑥色々なスタジオに入ってみる

使い慣れたリハーサルスタジオも良いですが、色々なリハーサルスタジオに行って「部屋の広さ」や「普段使わないタイプのアンプ」といったいつもとは違う様々な環境で音を鳴らすことで対応力が身につきます。
 

まとめ

アンプ特集いかがだったでしょうか?例えば音楽をヘッドホンで聴くのと大きい会場で大きいスピーカーで聴くのでは同じ曲でも印象ってだいぶ変わりますよね。ベースもアンプで鳴らすのとそうでないのとでは同じくらい違います!何より空気が震える感覚を肌で感じることが一番です!(もちろんヘッドホンで聴く良さもあります。)
そういった意味でもアンプを通して出てくるニュアンスや低音の出方を感じてみてください!でも爆音の出し過ぎには注意してくださいね~(笑)
坂内”Nori-P”孟紀

Convenienceのベーシスト。SCRAMBLESではベーシストとしてBiSH、POP等様々なアーティストのレコーディングへ参加する他、作曲家としても活動。またGHOST ORACLE DRIVEのメンバーでもある。

Twitter :  @take_4bass 

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