クリラボ

知っていますか?~レコーディングのマナー・常識~

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 DAWの普及によって自宅でも簡単に自分のベースをレコーディングできる環境が整ってきていますよね。しかしいざ機材の揃った本格的なレコーディングスタジオでの『レコーディング』となると緊張してしまう人も多いのではないでしょうか??そんな人のために今回はレコーディングに役立つマナー・常識を紹介します。

チューニングは大丈夫?

レコーディングするということはCDや配信等、何らかの形で世に出す(残る)ものだと思います。
それだけにシッカリと録りたいですよね。
録ったベースの音がちゃんとチューニングしたはずなのになぜか音程がズレて聴こえる。
そんなことが起きないためにも『オクターブチューニング』をしっかり合わせておきましょう!(やり方が分からない人は左のリンクで紹介していますので見てみてください)
 

メンテナンスはOK?

オクターブチューニングと合わせてレコーディング前には必ず自身のベースのメンテナンスをして万全の状態にしましょう!
この時に弦も一緒に張り替えてあげるのがオススメです。
 

弦は張り替えた?

これは好みや楽曲にもよりますが、レコーディング前には弦を新品に張り替えましょう!
オススメはレコーディングの3日~1日前に張り替えて弦を慣らしてあがると安定して丁度良いサウンドになります。
 

ツマミの設定

レコーディング時はアンプやエフェクターのツマミの設定を変えた時は必ずレコーディングエンジニアに伝えしましょう。
何故ならば最初に設定したセッティングで音量や音質の調整をしているため勝手に変えてしまうと録り音がレベルオーバーになったり逆に小さくなってしまい適切な状態で録れなくなってしまうのです
 

プラグの抜き差し

ベースやエフェクターのシールドやDI用のシールドを抜き差しする場合もエンジニアに確認を取ってから抜き差しするようにしましょう。
機材にダメージを与えてしまったら…レコーディングどころではありません。
 

無駄な音出し

本番中は無駄に音を鳴らすのは控えましょう。
もしフレーズを考えたかったり確認したい場合はその旨を伝えて時間をもらい音を鳴らすのがベストです。
 

限られた時間

宅録と違ってレコーディングスタジオはお金を払って借りている為1曲に与えられた時間は多くありません。
限られた中でベストなテイクを録らなければいけないのです。その為には事前の準備が大切になります!
バンドでのレコーディングであればメンバー間での打ち合わせ(楽曲の方向性、求めてる事、コード進行、リズム等)を入念に行うことも重要です。楽曲に対する認識で「すれ違い」が起こる事が1番良くないので事前にシッカリと理解しておこう。
 

怖れず弾こう!

ミスを怖れて縮こまったプレイになるのが1番良くない。それはエンジニアやメンバー、プロデューサーにも伝わります。1番大切なのは曲の流れを止めずに弾き続けること。(あまりにもヒドい場合は止めてくれます笑)グルーヴ感のある気持ち良いプレイをすると周りも喜んでくれます

ミスした箇所は覚えておく

(〜テイクの〜小節目アタマ)のようにミステイクの箇所が分かっていればこのあとのパンチイン等の作業で大幅に時間が短縮されるので周りに迷惑をかけずにスムーズになります!
 
 
 

体調管理

最高の楽曲を録るためのコツの1つは『万全な体調でのぞむ!』です。
二日酔いや寝不足は極力避けましょう。
例外としてベロベロに酔った状態でレコーディングした曲が名盤で名ベースになったベーシストの逸話もありますが(笑)
 
まとめ
レコーディングするという作業は例えばバンドなら気づかなかったことが分かったり新たな発見があったりと大きく成長する一歩にもなりますのでチャレンジしてみる価値はあると思います!
レコーディングのマナー常識はベーシストだけでなく全パートに共通する部分が多いので是非バンドメンバーとも共有してみてくださいね!
 
坂内”Nori-P”孟紀

Convenienceのベーシスト。SCRAMBLESではベーシストとしてBiSH、POP等様々なアーティストのレコーディングへ参加する他、作曲家としても活動。またGHOST ORACLE DRIVEのメンバーでもある。

Twitter :  @take_4bass 

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