クリラボ

井口流~メロディ作りのコツ。

【Vol.3】メロディ作りのコツ

講師の井口イチロウです。

前回「コード進行を使った作曲。」では主要三和音を使用した曲作りを紹介しました。

今回は前回メロが上手く作れなかった人の為に、メロディ作りのコツについて解説します。

メロディ作りは圧倒的にセンスの幅が大きくかつ、正解がありません。

そのため、上級者は朝飯前で曲を作り、初心者は音符の迷路に迷い込み餓死します。

正解がないため正しいメロ作りを教える事はできませんがいくつか「コツ」のようなものが無いわけではありません。

うんうん唸ってもメロが出てこなかったりAメロとサビは出来たけどBメロが思いつかない時にでも思い出してみてください。

メロを作ってみよう

いきなり全部のメロディは作れません。

まずはメロディのカケラ(モチーフ)を作ってみましょう。

1.コードの構成音を使用する。

とりあえず基本中の基本です。

コードの構成音だけを使用するとまっすぐで少し固めのメロディーになります。

構成音のみ

 

 

  

 

ただこれだと何の面白味もないので経過音をいれるとかもありですね。

構成音add経過音

 

 

 

~構成音がわからない人へ~

ギターやピアノ弾ける場合は抑えているコードの中の

音が構成音です。その音から始めてメロディを作って

みましょう。

モチーフを展開する

例として簡単なモチーフを作ってみました。

コードはCでミの音を基準としました。

装飾音としてファの音を入れてあります。

このくらいシンプルでかまいません。

2.モチーフの展開

メロディ(モチーフ)ができたら展開してみましょう。

・繰り返してみる

同じ音でもバックのコードが変わると響きが変わります。

・音の型に注目して広げてみる。

同じ音の型で後半は1音下がっています。

・リズムに注目

リズムだけを揃えて使う音符を変える事もできます。

2小節のモチーフの場合はこんな手もあります。

・最初だけ同じ

・最後だけ同じ

・やまびこ

同じメロディーをやまびこのように繰り返します。

これで最初に作ったモチーフが広がりました。このような方法でメロディを紡ぎ、曲を作っていくのです。

さて。気付いたかたも居るかと思いますが、今回は主要三和音以外のコードが登場しています。

これについては次回紹介したいと思います。

Vol.4「代理コードの使い方」はこちらから!

講師:井口イチロウ

SCRAMBLESでは作曲、アレンジ、ギター、シンセプログラミング等を担当

井口イチロウが教える”うんちくだけじゃない”ギターレッスンはコチラ!

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